卵巣嚢腫の手術をして、片方の卵巣を摘出した話~気づき編・前半~

こんにちは、アラフォー独身女のはんまゆです。

前回、夏に経験した卵巣嚢腫の手術&片方の卵巣摘出に至るまでの経緯について、同じ病気を患う方の参考になればと書きましたが、今回は、手術を通じて気づいたことをつづってみます。

元気に毎日過ごしていると、忘れがちなことや気づかなかったことが色々と見えてきました。

今、健康体で働いている独身の方に、私が感じたような後悔をしてほしくないなぁと思ったので、以下の内容を、反面教師にでもしてもらえれば幸いです。

 

(当然ですが)仕事<自分の体

さまざまな仕事が立て込んでいて、入院前日は22時まで働いていました・・・。

職場を離れて、自分を客観視して改めて感じたのは、仕事し過ぎだということ。

前回の「あらすじ編」で、妊娠出産に欠かせない卵巣は、“女性らしさの象徴のような臓器”と書きました。

一つ残った卵巣を大切にするためにも女であることを忘れず、自分の体をいたわりながら生きようと、心底思いました。

 

また、片方の卵巣を摘出することが決まってからずっと、失う卵巣のことばかり考え、

「なんでこんなことになってしまったのか」

「女として何か欠けてしまうみたい…」

などと憂鬱になっていました。

でも、術後に月経がきたとき、私の中に残っているもう片方の卵巣の存在をすっかり忘れていたことに気づかされました。

 

「〇〇がない」「△△があれば・・・」

ないものや失ったもののことばかり考えていても、欠落感や喪失感がつのるだけ。

今、手元にあるものを大切にすることを忘れちゃいけないと痛感しました。

 

 

食事や睡眠…“人間らしい”生活をする

里芋の煮っころがしに、海苔の佃煮、焼き魚―。

入院中は、あまり肉っ気がない病院食に、21時消灯&22時完全消灯(TVも消す)、6時起床&看護師さんが体温や血圧を測定

―という生活でした。

初日は料理の薄味に物足りなさを感じ、22時でも目は冴えて寝付けませんでした。

 

でも、病院で行われている生活=体のために良い、健康的な生活、ということ。

シンプルな味付けで調理された季節の食材を味わいながら食べているうちに、濃い味付けの外食ばかりの食生活が省みられました。

未明に就寝することが常態化していたのも、体に良くない習慣だったのだと改めて感じました。

退院後、極力、日付が変わるまでには就寝するようにしています。

今回の入院を機に、ムリのないペースで自炊することにして、会社にも時々お弁当を持っていくようになりました。

 

スーパーに行く機会が多くなり、

「もう秋鮭の季節かぁ」

とか季節感を感じたり、自分が口にする食材を自分の目できちんと選んだりして、ゆったり過ごす時間が少し増えました。

 

43歳にもなって、ど底辺からの立て直しですが、

「こんな仕事をしたい」

「人生後半戦はこういう生き方をしたい」

と先の未来ばかり見ていたので、まずは足元から立て直すことにしました。

以上、卵巣嚢腫の手術で気づき編前半です。

 

次回は気づき編後半で。

それではー

アラフォー独身女・はんまゆ

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