どうも。奈良大好きな46才独身女・はんまゆです。
11月の奈良一人旅連載第6回は、霊山寺(りょうせんじ)の境内さんぽ&仏像編。
国宝や重文の建物や印象に残った仏像、秋色に染まりはじめた境内の様子を紹介します。
(前回は▶秋の奈良一人旅で霊山寺に秋バラを見に行く|霊山寺概要&バラ庭園編)
奈良のバラの名所として知られる霊山寺。
私は秋薔薇と薬師湯をめあてに行ったのですが、予想外の敷地の広大さと国宝・重文の多さでした。
11月初めの平日で、観光客がまばらな中、お寺の雰囲気をゆったり味わえてイイ時間過ごせました。
霊山寺周辺
霊山寺は近鉄富雄駅からバスで7~8分。
バス停「霊山寺」で下車して富雄川を渡ると、のどかな景色が広がっています。
奈良駅周辺のにぎわいとかけ離れていて、同じ市内と思えないほど。
到着は8時40分ぐらい。
下調べしすぎると現地でつまらなくなるので、バラ庭園と薬師湯がある、というぐらいの情報だけで来たら、意外な規模感にびっくり。
本堂は午前10時からなので、先にバラ庭園で秋薔薇を鑑賞&写真撮影。
雰囲気ある霊山寺の参道&鳥居
バラ庭園を後にして、霊山寺の国宝・本堂へ向かいます。
山門から続く参道が緑に包まれています。
全国旅して各地のお寺に行きましたが、この参道はなかなかの雰囲気。
ふと、「なんでお寺なのに鳥居があるんだろう」
と疑問に思って霊山寺公式サイトを見ると、
「鳥居は神門、つまり結界を表し、内部は浄域となります。仏教では天部の諸神を祀るところに立てられています。霊山寺には弘法大師がお祀りになった辯才天がおられるので鳥居があります」
とのこと。
参道を歩くと朝日が差し込んできました。
境内全体が空気が澄んでいて、散歩が清々しい。
朱塗りの鳥居と紅葉のコラボが素敵です(*^-^*)
鳥居近くに、霊山寺を建てた行基の像がありました。
霊山寺の重文・三重塔
鎌倉時代に建てられた重文の三重塔があるというので登ってみます。
ちょっと息切らして登りきると、三重塔が。
小ぶりだけどいい佇まいだから別角度からも撮ってみた。
見ごたえある本堂の秘仏開帳
霊山寺の本堂は、鎌倉時代に建てられた国宝の建築物です。
室内は撮影NGですが、中央には秘仏のご本尊薬師如来像と日光、月光菩薩像を納めた厨子があります。
春と秋のバラのシーズン&年末年始だけ厨子の扉が開かれ、その姿を拝める貴重な機会です。
3体の前に十二神将や持国・多聞二天王像などがずらっと並ぶ光景は壮観!
通常、十二神将像などは2~3mほど離れた格子越しにしか見られないのですが、この時期だけは目の前で拝顔できるので、仏像好きな方はこの時期必見です。
個人的にイチ押しは、この時期しか見られない、十一面観音像の後頭部にある一つの顔の表情。
「暴悪大笑面」といって、観音様がひどい悪行をした人間を見て、怒りを通り越して笑えてきたときの表情なのですが、今にも「こいつら、ろくでもねぇな」と言いそうな顔つきをしています。
仏像のこんな表情を見たのは初めてで、説明をして下さるお寺のスタッフの方と、「この顔、リアルで笑えますねー」と談笑してしまいました。
バラ鑑賞に行くときは、ぜひご覧ください。
霊山寺中締め&次回はパワースポット・奥之院へ
見どころ満載の霊山寺の境内。
次回は強力なパワースポットといわれる奥之院編です。
本堂近くに奥之院を説明したこんな立札を見つけました。
「弘法大師駐留のおりお祀りになったご利益あらたかな大弁財天の森厳霊域です」
↑
安直な私は太字部分の文言につられて、1キロ先の奥之院に向かったのですが、そこは半端な気持ちの人間が行くべきではない神聖な場所でした…。
詳しくは次回に▶奈良・霊山寺で弘法大師が開いたパワースポット・奥之院に行く|霊山寺奥之院編
~霊山寺の基本情報~
【拝観料】 500円。バラが見ごろの5、6、10、11月は600円
【アクセス】 近鉄奈良線「富雄」駅から「若草台(50系統)」行きで7分。「霊山寺」下車すぐ
【Webサイト】霊山寺公式サイト
【SNS】 霊山寺Twitter
散策前に満喫した霊山寺のバラ庭園はこちらの記事で▶秋の奈良一人旅で霊山寺に秋バラを見に行く|霊山寺概要&バラ庭園編
今回の一人旅の行程は▶奈良で秋のバラとお風呂を楽しむ一人旅【スケジュール編】
では!
46才独身女・はんまゆ
コメント