奈良の紅葉穴場スポット・円成寺の庭園は必見！｜奈良一人旅紅葉編

どうも、奈良が好き過ぎる、アラフォー独身女のはんまゆです。

11月上旬に行った、奈良市郊外の円成寺。

庭園の紅葉が泣きそうになるほど、美しかったので、写真たくさん撮ってきました！

 

池越しに構える重要文化財の楼門、水面にくっきり写った紅葉―。

日本庭園が好きで、全国を旅する中で、たくさんの庭園を見てきましたが、円成寺の美しさは圧巻！

しんとした静寂の中、秋晴れの空に紅葉がより一層映え、極上の景観を堪能できました。

京都みたいに観光客の多さにうんざりすることは全くないので、ぜひ！

庭園で知られる奈良・円成寺へ

奈良一人旅歴10年ですが、円成寺に行くのは初めて。

今回の旅は、紅葉をめでる＆撮るのを目的に、2019年11月8日（金）～10日（日）に決行。

 

円成寺は、初日の夕方に行きました。

場所は、奈良市北東部。

JR・近鉄奈良駅からは、柳生、邑地中村、石打行きバスで行けますが、一日5～6本と少ないので、要注意です。

 

最近の奈良一人旅は、「とにかく美味しいかき氷を食べたい」「写仏だけは絶対やる！」なんてことしか考えず、気の赴くまま行くようにしています。

今回もろくに時計も見ず、東京を出てJR奈良駅に着いた14時半頃、バスを確認したら、２時間後ということに…。

「紅葉は夕陽に美しく映えるから、今、向かうのがちょうどいいんだよなー」

と、タクシーで円成寺に向かうことにしました。

 

タクシー代が結構かかりそうなので、節約と散歩を兼ねて、JR奈良駅から、北東方向に位置する近鉄奈良駅まで歩いて15分。

近鉄奈良駅からタクシーに乗りこみました。

女性ドライバーさんと、奈良の観光トークを楽しんでいるうちに到着。

 

入口を見た瞬間、紅葉の美しさにテンション上がります！

赤く染まる紅葉がかかった門。

もう、ここだけで「来て正解！」と確信しました。

 

赤、オレンジ、黄色…紅葉が美しすぎる円成寺

円成寺の門から中へ。

傾きかけた夕陽が差し込んで、紅葉が期待以上の美しさ！

本堂に向かって、小道を歩くと、室町時代に建立された重要文化財の楼門が。

年季の入った造り。趣きがあります。

 

国宝や重要文化財がズラリ。

ちなみに、都道府県別の国宝数で、奈良は全国３位！

１位の東京（281件）、２位の京都（234件）に次いで、２０３件という多さなんです。（※件数は2020年1月1日時点。文化庁HPより）

なお、４位は大阪で62件。上位３位が別格なのに、奈良が京都のおまけのような扱いを受けているのが歯がゆくてなりません(-_-;)

 

…さて、円成寺では、拝観料500円を払うと、受付の女性が境内のまわり方やご本尊のことを丁寧に説明してくださいました。

というか、私一人に説明できるくらい、観光客がいませんでした。

金曜夕方と平日ではありますが、秋の行楽シーズン、しかも紅葉の季節。

にもかかわらず、境内には、私以外、夫婦１組と若者１組だけ。

お寺は、静かな中で、趣きある雰囲気を堪能したいので、最高の環境でした。

 

円成寺の重要文化財、本堂＆楼門

受付を済ませると、境内へ。

さっき下から見上げた楼門。紅葉のグラデーションが美しく映えます！

楼門は重厚な造り。爽やかに澄んだ秋晴れの空に、存在感がひときわ増しています。

 

庭園を見下ろす眺めも素敵！

額縁におさまった絵画のよう。ぽーっとみとれてしまいます。

 

振り返ると、本堂がどーんと。

こちらも、室町時代に建てられた重要文化財の建物です。

中は撮影禁止ですが、ご本尊の阿弥陀如来像があります。

とても珍しいのが、阿弥陀如来像の周囲に立てられた４本の柱に、菩薩が描かれていること。

さまざまな楽器を奏で、舞う菩薩の姿がとても優美。

柱に立体的に描かれているので、平面的な絵画より、よりリアルで、存在感ありました。

 

紅葉につつまれた円成寺庭園の美しさに圧倒される

受付の方に教えてもらったように、池に沿って歩くと、楼門を池越しに眺める風景が広がります！

表現しようがないくらいの美しさ。

あまりの素敵さに、ほんとうに泣きそうになりました。

正面までまわります。

山深いところにあるので、時々車の音がするくらいで、静かに絶景を堪能できます。

写真撮るときは、左右、立ったり、しゃがんだり、色々な角度から撮って、ベストなショットをねらいますが、どこから撮っても美しい。

ほんと、いいものを堪能できました。

この後、運慶が作った国宝の大日如来像を拝み、円成寺を後にしました。

 

まとめ＆円成寺で紅葉をきれいに撮るポイント

期待以上の美しさだった円成寺。

タクシー代を払っても、十分行く価値のあるお寺でした。

円成寺は、池越しに楼門を臨める庭園そのものが美しいのですが、受付の方によると、やはりベストシーズンは紅葉の秋だそうです。

 

★円成寺で紅葉をきれいに撮るポイント★

紅葉の庭園を美しく撮るには、時間帯と天気が重要です。

 

 

もっと遅い時期のほうが、紅葉が進み、赤一色の景色が撮れたかもしれませんが、緑の木々がある中に、部分的に紅葉があるのも、色のバリエーションやグラデーションが楽しめていいなと思いました。

 

～円成寺の基本情報～

【参拝時間】　9:00～17:00（受付も17:00まで）
【休日】　　　年中無休
【アクセス】　JR・近鉄奈良駅から柳生、邑地中村、石打行きバスで「忍辱山」下車すぐ／近鉄奈良駅からタクシーで約20分
【公式サイト】　円成寺ＨＰ

 

円成寺庭園の美しさを初めて知ったのは、録画をして見ている「奈良ふしぎ旅図鑑」というBS-TBSのミニ番組。（水曜20：54～）

HPの「これまでの放送」を眺めるだけでも、奈良各地の魅力がわかるので、見てみてください⇒番組HP

 

次回は、奈良一人旅紅葉編のつづき、世界唯一の木造の十三重塔のある談山神社です！⇒奈良の紅葉穴場スポット・円成寺の庭園は必見！｜奈良一人旅紅葉編

では！

アラフォー独身女・はんまゆ